古漫画カフェ

2022年5月14日 (土)

「好き」に縛られなくても。

ようこそ、いらっしゃいませ。
前回は三原順先生の
「はみだしっ子最終章”つれて行って”」を
当時は好きなふりをしてたけど本当は
自分には、よくわからない世界だったんだと白状しました。
そしていまこの歳で読んでみても「う~ん・・・」と微妙な感想です。


でも!ですね
三原先生の「はみだしっ子」以降の作品
「Sons」や「ムーン・ライティング」など
当時も読んではいたのですが
嫁に来てから数十年後、また無性に読みたくなりまして
数年前、文庫本を集めなおして読んだんですよね。すると

なんかもぅ・・・いやぁ・・・すごいなぁ・・・!

と、若い頃は気づけなかったところに気付いて感動しましたよ。
特に「Sons」は
ため息がでるほどすごい作品だなと。
なにがどうすごいのかってことを語ると長くなるので語りませんが。

でもでも、もう少し言うと
三原先生の作品はいまほとんど文庫本で購入したのですが
「ルーとソロモン」は持っていません。
これは登場人物の女の子が、あまり好きではないというのがあるかな。
もっと言うと
三原先生の描く「女の子」はあまり好きではない
ということに気付きましたよ。
可愛いんだけどちょっと意地悪く性格がキツイ子が多くて・・・

・・・と、こんな風に同じ作家さんの作品でも
「これは好き」「ここは嫌い」
「これはあまりハマらない」「よくわからない」
と色んなことを感じてもいいのだなと。
というか、

色んなことを感じる自分を自覚して
肯定してもいいんだな、と。

ファンになったなら、ずっとファンでなければ!
どんな作品も好意的にみなければ!
悪いこと、否定的なことなんて思っちゃいけない!
それがファンのあり方だ!

・・・みたいに凝り固まった考え方をしていて
そういう考え方をしていたことにも気付かなかった昔・・・


今回は三原順先生の漫画に対しての
「自分の昔の思いの気付き」(ややこしいな)
でしたが

昔は結構、色んなことに対して上記のような凝り固まった考えで
自分自身を縛っていたのかもしれない・・・

なんてぇことを考えますよ。

漫画を描くことに対しても・・・なんだけど
その件についてはまた次回に。


更新がノロノロ・・・
もっと、思ったことを思ったときに
さっくり記せばいいのだと思うけど
なんかどうも違う・・・
こういうことじゃなく、もっと、こう・・・
など、文章で自分の気持ちを表すのってホント難しいなぁと・・・
で、めんどくさくなっちゃって一旦保留にしておくと
また違う考え方が、日々湧いてきたりして・・・
今回の記事もちょっと納得のいく文章じゃなくて
モヤるのですが
もう、考えすぎるのも止め止め!

・・・って、もう何度か同じこと言ってるんだけど
また繰り返してんのね~

このような迷い迷いの文章ですが
お読みくださるアナタにありがとうを~!
それでは、またっ!

近況はこんなところで・・・
↓↓
220514



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2022年4月14日 (木)

昔の少女漫画への本音を。

ようこそ、いらっしゃいませ。

さて、前回の続き
昔は理解できないと認めるのがイヤで
それほど真剣に読めなかった

「はみだしっ子最終章”つれて行って”」
今回じっくりと読み直してみましたよ
その感想はというと・・・

もう、はっきり言います。

この世界、よく理解できませんでした!!


セリフの一つ一つが小難しいんです!
三原先生は、とても色んな本を読んでいらっしゃったんでしょうが
それを登場人物たちが引用してる風なセリフを言い
それを受ける人物も、わかっている風で会話が進む
彼らだけで勝手にすすむ高度なやり取り・・・
それを知らない読者(私)はおいてけぼりでどんどんと話が進む・・・
テーマも重くて暗くて難解です。

なにかそこに
「自分の世界に、ついてこれる者だけついてこればよい
わかりやすくするつもりはないし、わからずとも結構
離れていくならご自由にどうぞ」
とでもいうような・・・
これまでファンを続けていた少女読者たちの
「つれて行って」ほしい、「理解させて」ほしいという願いを

もう、つっぱねるような?無視するような?
ものを感じてしまったんですよね・・・

正直
「よくこれを少女漫画雑誌で連載していたよな・・・」
と思うのですよ。

でも、もう少し考えてみると

当時の「花とゆめ」は隔週刊
先生も締め切りに追われてじっくりと納得のいく
お話を練る余裕もなかったのではないか
何かこの全く読者にわからせる気のないような難解さが
そこに場違いな感じとわかっている少女漫画雑誌に
それでも身を削って連載続けねばならない

20代の頃の先生の心の余裕のなさ
表しているのかしらとも思ったり・・・

「商業誌」に
「読者を意識して、仕事として期日以内に描か」なければならないことと

「自分の世界を納得のいくように表現したい」とすることの間に挟まって
かなり、何か、鬱憤とか不満とか矛盾とか怒りとかを、
抱えていらっしゃったのではないかしらと
思ったりもするのだけど・・・

当時のアシスタントさんは
三原先生のご様子
作品の内容
どのように感じておられたのかしら?
やはり先生の描く世界をちゃんと理解して
アシストしておられたのかなぁ
だとしたら、やはりアシスタントさんも
すごいお仕事だよね。

・・・と、色々思うところを思うまま記しましたが
お読みくださる方でご不快に思われた方がおられましたら
ご容赦ください。
「いつまでも好きだ」「私はちゃんと理解している」と
意固地に思い込んでいた昔の自分に言い聞かせる意味で
あえて言葉にしました。

「理解できなくなったこと、
気持ちが離れていくことは自分がダメだからじゃない」

と。
220413
そして、
”自分なりの考え方や解釈も自由にしていい”のだということもね。


さて、思うところをもう少し記したいのですが
長くなったので続きは次回に。
お読みくださりありがとう。それでは、また。


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2022年4月 7日 (木)

昔の少女漫画への思いが。

ようこそ、いらっしゃいませ。

さて、前回
三原順先生の「はみだしっ子シリーズ」を何年ぶりかで
読んだことにより、昔の自分の気持ちも思い起こされたことを
記しましたが
今回はもう少し「作品」としてではなく
「はみだしっ子という漫画の世界」として
どう思っていたのか、色々気付きがあったので記します。

本当に大好きだった世界「はみだしっ子」
単行本「はみだしっ子2 夢をごらん」のカバーにある
「作品かいせつ」を一部抜粋すると
”彼女のファンは、人にはあまり知られずに
自分だけのためにあってほしいと願っている”

とあってね
まさにドンピシャ!で
私もそんな思いをもつファンの一人であったのよ


でもね・・・正直

4人の少年たちが成長するにしたがって
次第に難解になるストーリー
その世界でのみ通じるような、独特なセリフ回しのやり取り
小難しい、何やら哲学的なモノローグ・・・

次第に、はじめの頃のような気持ちではなくなってきたと
いま、思うんです。

三原先生が「はみだしっ子」を描かれていたのは
23歳~29歳の間
その漫画をリアルタイムで読んでいた私は当時
11歳~17歳

20代の方が描かれた世界を
10代の私が読み
50代の私が、いま再読しながら振り返ってみるのですが・・・

放浪していたまだ幼い頃の彼らの気持ちは
すごく共感を持っていとおしく感じられていたのに
成長し、養子という枠の中に自ら入っていき
そこで決まった人間関係の中でうまくやっていかなければと
悩み、葛藤する姿に
痛々しいものがあったりも、
切なさを感じたりもするのだけれど

はじめの頃のような「共感」ができにくくなった・・・
主人公たちに「自分の一部をその中から見るような感じ」から
主人公たち一人ひとりの生き方を
「傍から眺めているような感じ」に変わったような・・・


ただ、当時の自分は
「あれだけ好きになったものなのに、
理解できなくなってきたことを認めたくない」

ような気持ちがあったみたい

解らないのにわかっているようなふりをして
いつまでも昔のままの好きでいるようなふりをして
しがみついていたような気がするなぁ
あの頃の自分は

「自分の”好き”でいつづけられるものが欲しかった」

のだろうと思います。
場面緘黙(という言葉も知らない昔)で孤独だったあの頃の
唯一の拠り所を離したくはなかったのです。

「好きである」「ファンである」としながら
しかし”読めずにいた”
はみだしっ子の最終章「つれて行って」

当時単行本はもちろん買ったのですが
あまりちゃんと読んでいないのです。
多分「ちゃんと読んでも理解できないと認めるのが嫌」だと
無意識に思っていたのでは・・・?と。

で、今回50代の自分が、
昔の自分よりは賢くなっているだろうことを

期待しつつじっくり読んでみた
最終章「つれて行って」

さて、読み終わり思うことは・・・

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長くなっちゃったので
続きは次回に。
お読みくださりありがとう。それでは、また。


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2022年4月 3日 (日)

昔の少女漫画を読んでみて。

ようこそ、いらっしゃいませ。

もう、あまりアレコレ思い悩まず
いま思うことを勝手に綴らせてもらおうと
思いますよ。
読んでくださるアナタには
独りよがりでわかりにくい文章になると思いますが
気持ちが悪ければどうぞまたのお越しを。
お付き合いくださるアナタは
ナマあったかい目でさらっとお読みくだされば幸いです。


私の緘黙少女時代の支えだったといえる漫画
三原順先生の「はみだしっ子シリーズ」
嫁ぎ先に「これだけは!」と持ってきたそれらを
「少し昔の恋のお話」を読んだことにより
当時のアシスタントさんの仕事ぶりに触れることができるかも?と
何年かぶりに読み返してみたい衝動にかられました。
(笹生那実さんは当時三原先生のアシスタントもされていたことがあるとか!)


さて、いま”作品”としてそれらを鑑賞してみますよ。

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・・・

・・・

人気の漫画家さんは「アシスタント」という人に手伝ってもらうことが
あるということを知ったのはいつのころだったか・・・

明らかに画風の違うコマがあるのに気付き
これはきっと「アシスタントさん」が描いているのだろうなと
思ったとき
子供心に自分は「ちょっと寂しい」気持ちもあったことを思い出しましたよ。

この「寂しさ」は、・・・なんなんでしょうね
「楽屋裏」みたいなものを垣間見てしまう寂しさでしょうか
自分のためだけにあってほしい世界が
それは「漫画の中の世界」であるということは
わかってはいるものの
現実にこの「漫画」には、漫画家さんひとりではなく
複数の人の手によって作られているもので
そういう気ごころの知れた人達と楽しく苦労を共にして作られているのだと
感じられたからなのかなぁ・・・?
漫画家になるにも、アシスタントをやるにも
どちらにしろ人とうまくやれなければ
やっていけない職業じゃないかと
場面緘黙だった自分は・・・どういったらいいか・・・とにかく
「寂しい」
そして、
”自分だけのものにしておきたいと願うほどの世界”を作るのに
携わることができる「アシスタント」という選ばれた人達に
「うらやましさ」と「ねたましさ」
みたいなものも感じていたんじゃないかなぁ・・・

と、昔の頃の自分の気持ちが思い起こされたりして。
いや、もちろんこんな気持ちは「好き」が大部分の中の
ほんの一部だったろうとは思うのですが。

あと、今回あらためて読んでみて

人物はアシスタントさんが描いているものは
子供の頃にもわかりましたが
実際は効果線とか点描、スクリーントーン貼り
ホワイトや消しゴムかけの「見えない作業」の方が
アシスタントさんのメインの仕事ですよね。
今回は、そういうものを見て「あぁ・・・すごいなぁ」と
思ったり
建物や車・・・

これらもアシスタントさん達が漫画家さんの指示のもと
必死に資料を集めたり

気が狂いそうになりながらも地道に描かれたものかも
しれないなぁ~とか
「楽屋裏」では、色んな
賑やかな?
ごたついた?
殺伐とした?
漫画家さんとアシスタントさん達の裏ドラマがあったのかもしれない
なんてことも考えたりしましたよ。




さてこの度、
笹生那実さん著「少し昔の恋のお話」を読んだことをきっかけに
何年ぶりかで再読した「はみだしっ子シリーズ」
今回は「作品」として見たことを記しましたが
この漫画の「世界」を読んで色々と思い出し
また、今考えることもあったのですが
そのお話はまた後日に。
お読みくださりありがとう。
それでは、また。

いつもよりかなり作成時間が短く
思いつくままにもほどがあるほどの推敲しない文章ですが
・・・うぅん・・・どうだろう
アナタにわかってもらう文章であるか自信がないですが
まっ!ブログって日記だからもっと自分勝手でいいのか
・・・と、自分に甘くしたいと思います。


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2022年4月 1日 (金)

昔の少女漫画の世界って。

ようこそ、いらっしゃいませ。

前回、前々回に引き続き
「少し昔の恋のお話」
を読んで、色々思い出したり、今考えることを記します。
よろしければ、お付き合いを・・・

笹生那実さんの漫画「暗闇でこんにちは」が
「少女漫画っぽくないところがよかった」んだろうな
と、前回記しましたが
それは絵柄が、というわけではなく
ストーリーがそのころ少女受けすると思われていた
女の子と男の子のあまずっぱい恋のお話ではなく
女子と男子が恋愛感情なしの対等な関係でいる
ところがいいなと思ったのかな
実際私の印象に残っていた場面は
ラストの映画館内の場面。
主人公と相手の男子が横並びで
二つ空いてる座席のシート目指して駆けていくところだったので。

そんな私的に好印象だった「暗闇でこんにちは」
実は続編があったらしく「少し昔のー」にそちらも載っていて
ちょっとびっくりしたのです。
だってこの続編「ぶらんこの季節」
前作の1年後くらいに雑誌掲載されたもの?なのかな
それなら私も当時雑誌で読んだはずだったのに
なんとこちらは
全然覚えがなかったのです!

ストーリーは、前作の主人公と男子が
「趣味の合う仲間」から恋愛関係になるというお話・・・

・・・あぁ、結局二人は恋人同士になっちゃうのね

そう思った昔の自分は、スッと冷めてしまったのかなぁ・・・?
あの二人を恋人同士にする話を描いてくださいっていう
要望が読者からあったのかしら・・・?
私としては、続編するなら二人がどこか映画製作関連の仕事に就いて
そこでのリアルなお仕事ストーリーが読みたいところでしたが。
こういう恋愛モノ・・・笹生さんはどういうお気持ちで
描いてらしたのかなぁ?と考えたりして。
少女雑誌だからこのようなものを描かねば、という縛りみたいなものが
あったのかなぁ・・・?とか。


いま思うと、ですが
若い頃の自分って、恋愛モノに興味がない、というより
嫌悪感・・・?気持ち悪さ・・・?
なんて言い表したらいいかわからないんですが
そういうあまりよろしくない気持ちがわいていて
好んで読みたいとは思わなかったようです。
少女雑誌を読んでいたものの・・・


でも70年代~80年代の頃・・・

思春期の女の子はふわふわっとした甘酸っぱい恋をしたい
好きな男の子にどうしたら振り向いてもらえるの?
カッコイイ男の子と両想いになって守ってもらいたいわ
白馬の王子様と幸せに暮らしたいわ~

・・・って

女の子はそういうものを求めていると
少女雑誌を作ってる人たちは思ってたのですかね
当時は少女雑誌の編集も男性の人達がほとんどだったようですが
そういうものが読者受けするのだから
そういうものを描いてほしいとゴリゴリの男性編集者が
若い女性漫画家の人達に依頼してたのですかね
当時はそういう世界だったのですかね

出版社勤めというと「サザエさん」のノリスケさんイメージがあるけど・・・
↓↓
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でも、当時の女の子達って
いうほど恋愛モノ・学園ラブコメのようなものを
求めていたのかなぁ?


それとも、漫画家志望の人がデビューするとっかかりが
まずはラブコメ・恋愛モノ・・・だったのかな
そこで人気が出れば
自分の好きなジャンルを描かせてもらえる・・・とか
そういうシステムだったのかなぁ~・・・?

そんな少女漫画の中でも
長く人気作家として続けてこられた漫画家さん達って

やはり独特のジャンルで描かれているものねぇ
でも、そういう人気漫画家さん達も
仕事を続けていくに、笹生さん達のような、
アシスタントに入ってくれる人達が
必要不可欠なのだろうと思うのよ。
そして、原稿が落ちることなく雑誌に載って
私ら読者がちゃんと読むことができたのも
アシスタントさんの手があってこそだったのだなぁと
いましみじみ思ったりするのよね・・・


と、そういうことをさらにしみじみ感じたいと思い
私が嫁に来た時に、これだけはと持ってきた漫画
三原順先生の「はみだしっ子シリーズ」を
何年ぶりかで読んでみたのですが・・・
というお話はまた後日に。


・・・自分で読んでみても
まとまりのない文章でもう・・・( ノД`)シクシク…

頭の中がこの頃色んな書きたいことでごちゃついておりますよ。
お読みくださるアナタにはホントに手前勝手な文章で
申し訳ないと思うのですが
あんまり文章を考えすぎると更新が滞るので
ここはもう少し自分勝手に綴っていってもいいかなと。
ブログってそんなもんでいいのかもしれないなぁ~と
いま文字を打ちながらリアルタイムに思うことです。

お読みくださりありがとう。
それでは、また。


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2022年3月13日 (日)

あの漫画が今。

ようこそ、いらっしゃいませ。

さて、前回の続きですが
「すこし昔の恋のお話」の中に載っている
笹生那実さんの当時描かれた漫画は

やはり、私の記憶にあった作品で間違いなかったです。

作品名は「暗闇でこんにちは」
映画好きの高校生が映画館でむさくるしい男性と出会って・・・
というお話なんですが

あーそうそうそう!こういうお話だったわ~
そうよね~昔の映画館って、こんな感じだったのよね~

と、懐かしく読ませていただきましたよ。


さて、自分の記憶が正しかったと確認できたあとは
私はこの40年前の漫画「暗闇でこんにちは」が
何故、印象に残っていたのか
ということを考えてみたのです。

・・・・・・

・・・・・・

色々と考えたのですが、結局のところ


「少女漫画っぽくない」ところ

だったのではないかと考えるとしっくりきました。

(・・・それで、ちょっと色々思うところを綴ろうとしたのですが
あまりにもダラダラとまとまりない文章になったので
もうちょっとうまくまとめてから記事にします。)



さて、この「すこし昔の恋のお話」は
”名もなきアシスタント”側からみた有名漫画家さんの素顔を綴った前作
「薔薇はシュラバで生まれる」よりも

”漫画家であった頃の笹生那実さん”ご本人のお話がされております。
アシスタント業のかたわら、自分の作品も生み出さねば!と焦りもがくも
なかなかうまくいかない、
少女漫画として求められるものを描かねばと思うのに描けない
少女漫画風にしようと研究を重ねるも何かしっくりとこない
苦悩と苦労の漫画家人生・・・で、あったろうと拝察するのですが
あくまで暗い感じではなく、「あぁそんな感じだったのよねぇ」的に
さらっと綴られております。

でも、そんな苦労を重ねながら
やっと少女雑誌に掲載された漫画を
「少女漫画っぽくないから好印象だった」と
当時の いち読者(私)は思ったのね・・・


昔の少女漫画の世界って・・・
少女漫画を描くって・・・
少女雑誌に載せるって・・・
色々大変だったんだなぁ~と、
思ったことをまた次回にたらたら綴りたいと思います。


お読みくださりありがとう。
それでは、また。

近況はこのような・・・
↓↓
220313


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なかなか思うことがうまく文章にできなくて
更新が滞るのよ~・・・
この記事何度書き直したことか・・・(;゚Д゚)






2019年1月26日 (土)

痔で思い出す古漫画。

ようこそ、いらっしゃいませ。

今回は本筋から逸れるのですが
前回・前々回と痔の話をしてましたら
「あぁそういや、あんな漫画があったっけ・・・」
と思い出したのですよ。
今回はそのお話をちょっとだけ・・・
シモ関係が続きますが、よろしければ、お付き合いを。


子供の頃 私、弓月光先生の漫画が好きで
小学生の頃、一番初めに買った単行本が
弓月先生の「どろん」だったのです。
あと、「にくいあんちきしょう」とか「おでんグツグツ」とか・・・
そのころは、
少女漫画「りぼん」に描いておられたんですよね。
・・・で、その中で
タイトルは覚えてないんですが
子供心に、とても衝撃的だったものが
あったのですよ・・・
これも単行本で読んだのかなぁ・・・?

主人公の男の子の「痔」が悪化して
大変な状態なのに、
自転車レースに出なきゃならなくなって


・・・ってお話で・・・!

漫画が始まる前に
「痔」とはどういう病気であるか
という説明が、弓月先生のお言葉で書かれておりました。
うろ覚えなのですが、そこには
「日本人の半数以上はかかるオシリの病である」ということ
「穴が”出たり””切れたり””破れたり”と、とにかく痛いのだ」
ということ
「先生ご自身もたしなんでおられる」
ということが書かれており
小学生の私にはとても衝撃的で
とても恐怖を感じた文言でしたよ。

「この世には・・・こんな恐ろしい病があるのだ・・・」
ヒィー(((゚Д゚)))ガタガタ


もう、これを読んだ瞬間から、時を経てからも
痔はダントツで「私がなりたくない病ベスト1」
だったのですが

短大生の時・・・
ついにその兆候が現れてしまったとき・・・

奈落の底に突き落とされる気分になったのを
覚えておりますよ・・・

さて、その漫画の中身の方ですが
痔持ちの少年の苦労や苦悩が
弓月ワールド全開にコミカルに描かれており
面白い漫画ではありました。
クライマックスが一番衝撃的でしたけどね。
もし、痔持ちのいま読み返したとしたら・・・

アワ((゚゚дд゚゚ ))ワワ!!

多分、身の毛がよだつと思います・・・。


お読みくださりありがとう。それでは、また。


そうそう!りぼんで読んだわその漫画!
と懐かしく思い出されたアナタも
そのころはマーガレット派だったわというアナタも
よろしければ1クリックを・・・
↓↓


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当時、ああいう話が
よく少女漫画で掲載されたなぁ~と思うわ。
あの頃少女漫画に出てくる男の子って
ハンサムで線が細くって どっか影があって
「トイレとは・・・なんだい?」ってカンジの
王子様っぽい少年が多かったように思うけど
↓↓
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そんな中、弓月先生の描かれる男の子って
直情型で恥ずかしいトコも弱いトコもあって
一生懸命なんだけど失敗ばかりで
でも、頼りになったりして・・・
王子様タイプとは真逆だけどそれもまた
女の子読者には人気だったんでしょうね。

2018年5月30日 (水)

「別冊花とゆめ」が休刊ですって!?

ようこそ、いらっしゃいませ。

ネットニュースで読んだんですが
「別冊花とゆめ」が5月26日をもって
休刊されるそうですね。

美内すずえ先生、魔夜峰央先生、日渡早紀先生
羅川真里茂先生、河惣益巳先生等・・・

昔、私がずっと買っていた隔週の方の「花とゆめ」に
描かれていた先生方って
現在は「別冊」の方に移ってらっしゃってたのですね。

これからは、系列の同じ雑誌に移られたり
電子書籍の方に移動されたりするそうですが
そんな中、美内すずえ先生の「ガラスの仮面」(現在休載中)
はどうなるのか!?
といった心配の声が多数寄せられたとか。
美内先生は、ご自身のツイッターでは
「必ず最終巻まで書き続けます」と宣言されたそうで・・・。

あぁ~!「花とゆめ」という懐かしいワードに惹かれて
ネットニュースを読みまくってたら
もう、隔週の方の花とゆめを愛読していた
小学校の頃からの思い出がよみがえってきましたよ・・・!


毎日毎日学校に行くのが辛くて仕方がなかったあの頃・・・
それでも、「花とゆめ」が発売される5日と20日を
指折り数えて待つことが支えだったのよ。
「ああ、あと〇日すれば花とゆめが読める!」
実際は発売日の一日前に書店に積まれてるので
学校から戻るとすぐに、買いに走って・・・
部屋に籠って、袋から本を出しページを開くときの
あのドキドキ感ったら・・・!
「ガラスの仮面」も「スケバン刑事」も、そのほかの
連載も全部楽しみだったのですが
あの頃の私にとっての一番は
三原順先生の
「はみだしっ子」シリーズだったんですよぉ!!

あれはもう、別格で特別な作品で!
語ると長くなるのでやめますが
とにかく毎日毎日、繰り返し読んでましたよ・・・
それで、日々乗り切っていたような気がします

あぁ!あと
読者のコーナーとか、漫画家さん達の近況報告が
描かれてあるコーナーとかインタビューとか・・・
漫画雑誌ならではのものがありましたよね。
漫画を描いてらっしゃる先生方が
ちょっと身近に感じられて、うれしいものでした。
漫画雑誌はもう何年も買ったことないけど
こういうコーナーっていまもあるんでしょうねぇ・・・?


現在の隔週の方の「花とゆめ」は、
もう私の知らない作家さんばかりで・・・
多分私の娘くらいの年齢の人たちが
描いていらっしゃるのでしょうね。
そして、その紙の中の世界は
私の子供の頃のように
多感な時期の少女たちの
支えとか拠り所とか夢・憧れにもなっていたりするのでしょう。

80530

※↑↑どうも、今年の話ではないようです!
2016年の話のようですね!スミマセン!(;´Д`A ```

(でも、まだホームページに載ってるって・・・)

なんか色々思い出しちゃったんですが
記してるとキリがないのでこのへんで・・・


お読みくださりありがとう。それでは、また。

あー!私も読んでたわ40数年前の花とゆめ!
という奥様。よろしければ、「懐かしい!」の1クリックを・・・
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あ、あともうひとつ。
今になって、読みたいなと思うのは
こやのかずこ先生の漫画ですね。
親子の絆・・・をテーマに描かれてらしたのかな
花とゆめを読んでいた頃は私も子供で
「地味なお話・・・」くらいの印象だったんだけど
「シングルファーザーとその娘の話」とか
「厳しく躾をする母親とその息子の話」とか
この年で読むと、グッとくると思うの。
いま、「ああ、こういうシーンあったなぁ~・・・」って
懐かしく思い出せるって、
やはり素敵な漫画だったんだなぁと思います。

2016年2月 2日 (火)

ある意味脳トレアニメ。

ようこそ、いらっしゃいませ。

いまって、アニメ「おそ松さん」が好評らしいですね。
これは、あの赤塚不二夫先生の代表作「おそ松くん」の
六つ子たちを大人バージョンにしたもの。(20代だろうね)
これを娘がハマってまして
録画したものを夕食時に観るのが
火曜日の日課になっております。

私、昔の「おそ松くん」はアニメも漫画もそれほど
見てはいなかったんだけど
脇役のイヤミとかチビ太のほうが有名で
これは私でも知ってますよ。
6つ子たちは・・・なんか
おんなじ顔の子たちがガチャガチャ動いてるだけっていう
印象しかなかったなぁ~
あんまりそれぞれの個性とか、なかったんだよね?昔は。

それが、いまのこの「おそ松さん」。
ひとりひとりにちゃんと個性があってね。
内容もちょっと大人向けっぽくしてありますよ。
(深夜アニメだしね)

でもね、私はじめのうちは
誰が誰やらわからなかったんですよ。
わかろうとも思わなかったし。
ただ流れているから見てただけってカンジなんだけど
あんまり娘が

「トド松がどうのこうの」
だの
「カラ松やべぇ」
だの

区別がついてる風で話すもんだから
私、内心

”すげぇな・・・若者・・・”

と、娘の人物認識能力の高さに感心したのですよ・・・。

実は私、アニメだけでなく
映画でも、日常生活でも、人の顔と名前を覚えるのが
かなり苦手で・・・
だからDVD観てても

「え!?あの人とあの人、同一人物じゃないの?」
とか
「え!?その名前の人って誰だったっけ?」
って、よく混乱して話の流れがおかしくなることも度々・・・。

それで、娘と私の「おそ松」さんの観方の違いにハッとして

「自分はこのままボ~ッとみててはイカンな
積極的に人の顔と名前を覚えるように意識せんと!」


と気づきまして
おそ松六兄弟の顔と名前と性格を
まずネットで調べて覚えることにしましたよ!

「えっと・・・おそ松は一番上の子でイメージカラーは赤。
性格は・・・・・・で、二番目はカラ松でカラーは青で
性格が・・・・・・三番目は・・・」


ってな調子で、割と真剣に覚えましたよ。
普段、いかに

”だんだんと自然に覚えてくるものだろう・・・”

って受け身感覚でいたことか・・・
覚えるのが「苦手」ってより
覚えようとする「意識が低い」・・・だったのかもね・・・

さて、そして六つ子の区別がはっきりついたところで
実践・・・!
火曜日夕食時の録画視聴に挑戦するわけです。
オープニングから、食い入るように観て、心の中で

”あれはチョロ松!?あれは一松!・・・あれは十四松!”
と、確認し、
”よし、覚えているわ・・・”
と、ひとり満悦し

しかし、ストーリーに入ってから、また混乱しだすという・・・

201

これって50代にとってはなかなかの
「認知症予防アニメ」なのではないかと思っているよ。

でも、私は六つ子の性格・名前がどうこうより前に
彼らが全員フリーターであり
全員実家に両親とともに生活しており
経済的自立をしてないということが衝撃で
「母親の精神的疲労はハンパないんじゃないか」と
そっちのほうが気になってたのよね。
誰かひとりでも就職して
親に楽させたれよ・・・と、心ひそかに思うのよ・・・

そして、また火曜日・夕食時。
飯の味がわからなくなりそうな
頭を使うアニメ視聴がはじまるのである・・・。

・・・お読みくださりありがとう。それでは、また。



おそ松さんって、単純な顔立ちなとこも
人気なんじゃないかなぁ?
50代の私も、そらで描けるよ。ほら。
22
あれ?変・・・。

・・・似てるよ!と思ってくださったアナタも
ヘタクソ!と思われたアナタも
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ちなみにチョロ松ね。(わかるか!)

2014年10月 8日 (水)

それなら、こんなのも観たい。

ようこそ、いらっしゃいませ。

ちょっと前の話なのですが、息子の大学で

”保護者のための就活セミナー”

なるものがあったので、行ってきたのですよ。
こんなこともないと、行くこともない大都会へ赴き
セミナーでは

”いまの学生の就職活動って、このようなものですよ
そしてまた今後このように変わりますよ”
てなことを教えていただき、たいへん勉強になりました。

セミナー後、数時間大都会の空気を満喫し
お義母様のディサービスの戻りの時間に合わせて
帰って来たのですが
まぁ、8時間程の外出でしたが、ほどよい緊張感と解放感で
リフレッシュできましたよ。

さて、今回はその大都会満喫レポート・・・ではなく

”就職活動”

と聞くと、私はある古漫画が頭に思い浮かびます。
そんならその漫画の、こんなのが観たいなぁ~というお話を。


こんなのが観たい・・・それは

「カムイ外伝~抜忍からのハローワーク~」

「カムイ外伝」は1965年から週刊少年サンデーに
不定期連載されてた白土三平先生原作の忍者漫画で
1969年にはアニメ化もされたのね。(ウィキペディア調べ)
私は文庫(全3巻)を持っていたかな。
アニメも見てました。

子供の頃はね、ああいう寡黙でストイックな主人公が好きで
彼が自分であみだした必殺技で
敵を倒す姿をカッコイイって思って見てましたよ。
そして、その後寂しく孤独に去っていく後ろ姿に
キュンとしておりました。


しかし時は流れ、いまこの年代の目線で見ると

「あの子・・・早くどっかに就職せんと・・・」

と、思っちゃうのよね。
あの子もはじめ、何を思って忍の世界に入ったか知らんけど
あんまりにもブラックだもんで
自分に合わない仕事だと思って辞めちゃう(抜ける)のよね。
それはね、しょうがないよね。
頑張ってても、やっぱどうしても合わない仕事ってあるしね。
でも、”そんなこと許さんよ!”と
昔の職場から追っ手をさし向けられて命を狙われる、と。
自由を求めたのに、いつも狙われてる感があって
結局不自由な放浪生活しているんだけど
若いうちならまだいいけど
だんだん年いってきたらキツくなってくるよね。
放浪生活も就職活動もさ。

気の毒に、カムイ・・・。
早く定職について、腰を落ち着けたいだろうに・・・
気だてのいい娘見つけて所帯を持ちたいだろうに・・・


なんか、そんな息子を見る目線で見てしまうのよね。

というわけでね
追っ手との対決・・・は、ちょっと横においといて
追っ手を振り切りながら、なんとか再就職先を見つけようと
奔走するカムイ青年の姿を
是非ともアニメで・・・え?別にいいですか?あらあら・・・

あぁ、でも懐かしいわ「カムイ外伝」。
また読みたくなっちゃった。
まだ、実家にあるかなぁ~・・・
私、「くの一」の話が好きでね・・・

106

↑↑こんな話では、もちろんなかったけどね・・・


リアルに息子の就職活動が本格化してる頃には、
こっちも精神的に こんなネタ出してる余裕がないかもなので
今のうちに、という気持ちも込めての記事でした
お読みくださりありがとう。それでは、また。

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