ワードカフェ

2010年7月16日 (金)

日本人なら、オノマトペ!?

「オノマトペ」をご存じでしょうか?
擬音語とか擬態語の総称なのですが、
ほれあの漫画とかによく出てくる効果音、
「シーーーン」とか「ワイワイガヤガヤ」とか
「ボカスカ・ボカスカ」とか、書いてあるだけでどういう状況か、なんとなくわかるアレ。

あと雨の降り方ひとつとっても、擬音語を使うと量の違いとかわかりますよね。
「ポツポツ」「シトシト」「ザーザー」「ドザアアァァーーー」って。
そういう「オノマトペ」の日本と諸外国の違いみたいなのをずっと前に、
NHKの番組でやっていて、「面白いなー」って観てました。
「オノマトペ」って日本でダントツに多いらしいですね。
日本の漫画を外国語で翻訳しようと思うと、
あの効果音をどういう風に訳すかが難しいそうで、
自国のスタッフの人達が何人も集まって、日本人スタッフから
”この効果音はこういう場面を表す”
みたいな話を聞きながら、自国の人がなんとなくしっくりくるような”音ことば”を
色々と考えてあててるのですね。面白ーーい!!
でも、日本人はオノマトペを自分で何気なく言葉に出していたり、
漫画や小説なんかで文字で読んでいたりして、
その感覚を共有できているのが当たり前だと思ってたけど
こうしてみると日本人すごいなぁって感心してしまう。

「ビロ~~ン」「グシャッ!」「とろとろ~~」

・・・ほらほら!どんな状態かなんとなく想像できちゃうし!
感覚の微妙な違いをたくさん感じられ、
音言葉で表現でき共有できる日本人!すごいぞ!


・・・って思っていたのですが、この間のこと・・・

息子が、夕食後

「胃が痛てぇ・・・なんか薬ない?」

って言いだしましてな。
いつもそんなこと言わぬので心配になって
”すきっ腹に急いで飯を食ったからか?”
それとも
”定期テストと検定試験の勉強が重なったことによるストレスか?”
とかあれこれと考えて、息子に

「どんなふうに痛いんだい?”シクシク”か?”ぴりぴり”
それとも”ずーん”とするんかい?」


と聞いたらば、彼は眉間に皺をよせて

「は!?なにそれ。痛いもんは痛いんで、
どう痛いかなんていえるわけねぇし!

”シクシク”なんてわけわからんし!」

なんて、私的にびっくりする答えが!

”こ・こんな一般的なオノマトペが通用しない!??そ・そんな・・・”

そこでダンナに

「(息子が)”シクシク痛い””シクシク”状態がわかんないんだって!
アナタはわかるよねぇ!??」


って聞いたらば

「いや。そんなんわからん」と!!

え・え・え~~~っ??

いやいやいや、普通に使うでしょうよ!「シクシク」って!
娘にも「わかるでしょッ!?」と、聞いてみたのだけれど

「え~~・・・!?・・・ビミョー・・・」

とか言ってる・・・。
・・・そ、そうなの・・・?そんなもん?
私がフツーに通じると思って使っていたオノマトペ・・・
実は案外通じてなかったのだとその時はじめて知ったのでした・・・。

まぁ・・・どんな痛みであれ、胃が痛けりゃこの薬、腸が痛けりゃあの薬・・・と、
勧める常備薬は決まってるのでね・・・
痛みの状態をオノマトペで聞いたところで、あんま意味ないっちゃないんだけれども!
それよっか、腹が痛いとほざく息子がシャツをまくりあげ、
きわどいとこまで腰パンしてて腹を丸出しにしてることを注意するほうが
意味のあることなのだろうけれども!
Onomatope
そうか、日本人だからといって・・・家族だからといって
オノマトペがすべて共有できているというのは錯覚だったのか、と知った
ある日の出来事でした。

お読みくださり、ありがとう。ではまた。

(こちらも更新いたしました。よろしければお寄りくださいませ→先見の千と忍の里・17

2007年12月 9日 (日)

「ミコ」ちがい。

(前回の続き)正体不明ワード「ニコ」。
それを解き明かそうとしても解き明かしきれない私は、
ちょっと間を置こうとテレビの方に耳を傾けていた。
すると怒りが多少おさまってきた娘が、
ぼそりともう一度つぶやいたのだった!

「”・・・”
だってば。」

・・・んっ?何ッ!?しまった!今耳が油断していたぞ!
「サザエさん」観とったもん!
カ・カツオの声がうるさくて聴こえな・・・
あぁ~・・・さすがに”もう一度言え”とは言えん。
考えろ!自分の頭でさっき娘が言った言葉を
無理矢理思い返してみるのだ!
確か・・・確かそれは”ニコ”ではなく・・・

「・・・・・・ミコ・・・サン・・・?
いまアンタ、”ミコサン”って言った?」

すると娘うなづき「うん、そう。」

おぉ!やった!正解!!

安堵する私。
しかし
・・・・・・何?”ミコサン”って
・・・・・・言葉は正解しても、意味がわからないのである。
万人が知っているはずの職業・・・
私も知ってるハズである。
なのに・・・なのに全くピンとこない!
私が「ミコ」と言われて思いだすのは
「日ペンの美子ちゃん」くらいである。
!・・・あぁ・・・懐かしいな、「日ペンの美子ちゃん」。
そう、あのボールペン習字のイメージキャラクターの女の子。
以前は少女雑誌とかでよく見かけたのにな、
あの1ページ広告漫画。
「日ペンは50年の歴史を持つのよ。」
とか
「教材はバインダー式で使いやすいの。」
とか
「検定の一級合格者の四割が日ペンの出身者なのよ。」
とかのセリフはおきまりで、
最後のコマで好きな男の子にフラれたり、
他の女の子にとられてたり、
自分のひとりずもうだったりと
なかなかに男運の悪いオチもおきまりの、
憎めないおねぇちゃんであった。
この頃雑誌で出会わんなぁ~と、思っていたが
ネットで調べたらいまもどこかで5代目が活躍中のようである。
・・・念のため娘にその美子ちゃんとは違うよねと
確認してみたところ
「は?何それ。知らん。」と
冷たく突き放されてしまった。
あぁ!美子ちゃん!
私の少女時代には万人が知っていたであろうに・・・。
毎回その時節にあったイベントを
織り込みながら日ペン紹介をしていたあの娘。
さしずめ今頃ならクリスマスをネタに。
それが終わればお正月の年賀状に書初め、
初詣のおみくじとか・・・。

・・・・・・んっ!?おみくじ・・・?

おみくじを売るのは・・・?

正月の時給のいいバイト・・・


ああーーーっ!!ミコ!!

巫女さんかあぁーーーっ!!!


・・・・・・謎はすべて解けた。
しかし、時間がかかりすぎた。
私は自分のひらめきがニブすぎるのを認めたくはなく、
娘に「アンタのアクセントがおかしいわ!
ミコさん”って最初から上げ気味に
言うからわからなくなっちゃうんだって!
言うなら”ミコさん”って”コ”から上げて言うでしょうに!」
などと必死になって
大人気ない言いがかりをつけたりしたのだった。
あぁ・・・こんな些細なネタを2回にわたって長々と・・・。

懐かしの日ペンの美子ちゃん。
こんな本も出てます。
↓↓

私は一代目の美子ちゃんがより馴染みがあるなぁ・・・。

2007年12月 6日 (木)

それは、「ニコ」。

ニコ。」

・・・はじめ私の耳は娘が発した言葉をそう受け取った。
夕食後、居間でくつろいでいるとき彼女が、
”正月にバイトをしたい。時給千ナンボの割りのいいのがある。”
と話し出したのがことの始まり。
で、そのバイトの職種は何かというと
・・・上記の意味不明な単語である。
その単語に全くピンとこない私。

「え?何!?もっかい言って?」

娘「・・・だから・・・ニコ。」

・・・えぇ!?・・・わからん!
・・・そんな仕事があるのかい?
ひょっとして若者の間でのみ通じる言葉なのか!?
私「・・・あのさ・・・悪いけどもう一回言ってくれる・・・?」
すると娘は露骨にイラッとした顔になり
「もういいわ!」と吐き捨てる。
「えっ!だって気になるじゃん!
多分私が聞き間違えてるんだと思うから、お願い!
もう一回だけ言って!?」
と懇願するも
「もーいーわ!!うぜぇ!!」
と完全にお怒り状態である。

まぁ確かに同じ言葉を何度も聞き返されるのは
イラッとくるものだ。その気持ちはわかる。
しかし気になる「ニコ」。
どうしても知りたい私は娘に色々質問する。
「それって、ひょっとして飲み屋かなんかのバイト?」
私は”ニコ”を新たに出店された居酒屋のチェーン店の
名前かと考えてみた。
なんか新しいイタリア的な飲み屋のカンジ・・・がする・・・。
「違うわ!!」
・・・あら・・・違うのか・・・。
私「でもさ女子高校生が時給千いくらのバイトなんて高すぎるよ。
まっとうな仕事とちがうんじゃないの?」
・・・ひょっとしてなんかアダルト的な・・・?
娘「誰でも知ってる仕事じゃん!
大人から子供まで知っとるわ!!」
何ィ・・・!?万人が知ってる仕事・・・それが”ニコ”!?

うぅ・・・どうしよう。ますますもってわからん!
私ばかになっちゃったの!?ねぇ!

私が”ニコ”と聞いて思い浮かぶのはこれくらいである。
「刑事ニコ 法の死角」
↓↓



スティーブン・セガールが、
ごんぶとな演技をしてる映画のようです。
しかし、この件とは全くひっかかりもしないようである。

そんなこんなの正体不明ワード”ニコ”!!
その謎が解き明かされるのは次回で!!

(ひっぱるようなネタではないのですが、夜遅くなっちゃったので・・・)

2007年5月15日 (火)

そして聞き間違う日本語。

おはようございます。ふるまんの朝カフェにようこそ。
さて、皆様”2011年7月24日までに、
アナログテレビ放送は終了し、
地上デジタル放送に完全移行する”ということは、
現在CMで宣伝しているので、
大抵の方がご存知でしょうね。
私も一応知っているのですが、
じゃあ、何をどうすれば地上デジタル放送が見れるのか?
ってことはイマイチよくわかっておりません。
ダンナに何度か説明された覚えはあるのですが、
「まぁ、まだ数年先のことだし、その時でいっか!」と、
ムーディ勝山同様、右から左に受け流し状態です。
で、今朝の内容は「地上デジタル放送とはなんなのか!?」
ということでは一切なく、
「地上デジタル放送のCM」に関する、
ちょこっと私的に恥かしい話を・・・。


テレビで「地上デジタル放送のCM」を聞くたび、
これは絶対に・・・絶対に私だけではない!
と思っているのだが、

・・・略して言う「地デジ」って
・・・いつも「切れ痔」に聞こえるよな・・・。

女子アナさん達が並んで、
あるいはタレントさんがにこやかに、
「地デジに変わります!」
「地デジに」
「地デジに」
と、言っているのにどうにも
「切れ痔に」
「切れ痔に」
と、毎回聞こえてしまって仕方無い。
「Let’s!地デジ」が「Let's!切れ痔」に・・・。
”そんなん、Let's!と言われても困るぞ”
などと、ひとり勝手に別のことを想像していたりする。
・・・そーいや、十数年前妊娠・出産を体験したとき、
自前のアナログが切れ痔に
完全移行してしまったよなぁ・・・
あの時はジゴクが見えて大変だったものだ・・・。
と、遠い昔に思いをはせてしまったりするのだった。

・・・でも、私のような聞きマチガイをする人が、
絶対何人かは
・・・いるよな・・・。


さぁ、耳をすませてごらん。
・・・ほぅ~らアナタももうそれが「切れ痔」にしか聞こえない。
同じ聞きマチガイをされていた同士!
今日はとても良い日になりますように!

またしてもこんなネタのふるまん朝カフェでした。
ご訪問ありがとう。

2007年5月14日 (月)

声に出さなくてよかった日本語。

おはようございます。ふるまんの朝カフェにようこそ。
さて、普段深夜に放送されている「タモリのジャポニカロゴス」。
先週土曜の夜7時からやってましたね。
ご覧になりましたでしょうか?
いや~、漢字ってホント奥が深い。
人名とか地名なんて、
フツーならこんな読み方しないよって漢字が、
えぇーーーっ!?と驚く読み方になったりしてますよね。
でも、そういう読み方にもちゃんと言われがあったりして、
なかなか勉強になる番組でした。

さて、今回はそんな漢字にまつわることで思い出した、
ちょこっと私的に恥かしい話を・・・。


この頃、毎日のようにニュース、新聞等で目にする単語
「団塊の世代」(だんかいのせだい)。
”1947~1949年のベビーブームに生まれた世代”
(広辞苑 第4版より)のことで、
一斉定年退職による2007年問題がどうの、
この年代をターゲットにした商戦がどうのと、
今中心的なワード「団塊の世代」(だんかいのせだい)!
なのだが・・・実は私、・・・はじめこの言葉を見た時に

「・・・なんだろう・・・
だんこんの世代って・・・?」

と、頭の中でキケンな読みマチガイをしてしまっていたのだ。
後にテレビでアナウンサーが
「・・・いわゆる、だんかいの世代が・・・。」と読んでいるのを聞いて、
初めてマチガイに気付いた私。

あッ・・・あぶねぇーーーッ!!
まだ、口に出して言ってなかったよな、自分!!

顔は平静を装いテレビを観ていたのだが、
頭の中は、そのマチガイを声に出して誰かと会話してなかったか
ぐるぐると記憶をたどったりしていた。

しかしそれでも、
一度頭の中に「こうである」とインプットしてしまったものって、
違っているとわかってても、なかなか訂正がきかない。
年のせいか!?
さすがに、当初のようなキッパリとした間違いはしないものの、
いまだその単語を見る度、
「あれ?”かい”だったか”こん”だったか?」と迷ってしまう。
で、逆にアナウンサーが「だんかいの世代が・・・」って
言ってるのを聞くと「・・・段階の世代?」と、
自分の中でピンとくる漢字に勝手に変換したりしてるのだ。
いや だって、ほれ、あの「塊」(かい)っていう漢字、
「魂」(こん)って漢字と似てるじゃん!
だから読み間違っても無理ないぞ!
私のような読みマチガイをしている人が
きっと何人もいるに違いない!
・・・と、勝手に思ったりしているのだが・・・。
・・・いるよな・・・。
・・・きっと・・・。


と、仲間がいてほしい私なのでした。
実はこれを入力してるときも打ち間違えたりして・・・。
ほぅ~れ、アナタももうこれを「だんこん」と読まずにはおられない。

さて、朝からちょっぴし下ネタっぽい話になってしまいましたが、
アナタも漢字の読み間違いには気をつけましょうね。
ふるまんの朝カフェでした。ご訪問ありがとう。

ちなみにこちらはきれいな日本語ですよ。
↓↓

2006年12月26日 (火)

アンデス対ウィムーン。

朝一番から、新聞を読んで爆笑した私。
その記事は
”漢字検定協会が「年間変換賞」を発表した”というもの。
ケータイやパソコンで文章を変換したときに起こった
ユニークなミスを集めたものだが、
一位は「遅れてすいません。回答案です」が
「遅れてすいません。怪盗アンデス」に
誤変換されたもの。
詳しい記事はこちらで↓
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0612/25/news070.html

ハマってしまって、しばらく笑かせていただいた。
実は昨日から生理中で、
2日目の今日は結構ブルー気分になるとこだったのだが、
この記事を読んで気分は快晴!
・・・しかし今日の午前中、
この「怪盗アンデス」
冷汗をかかされる出来事が起ころうとは・・・
この時はまだ知る良しもなかったのである・・・。

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2006年12月24日 (日)

「マウス激怒症候群」って・・・!?

ウチのプロバイダさんのトップページを何気に見ていたらば、
気になるワードを発見!

「マウス激怒症候群」!?
なんじゃそりゃ!?
ひょっとして、日本中のネズミが怒りっぽくなっちゃったの!?
そんで人間が襲われたりすんの!?
襲われた人間が病気に感染しちゃったりして、
人類滅亡の危機が・・・!?
などと、妄想を膨らませたりしたのだけれど、
調べてみたらその意味は・・・

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