ひと夏の恋人。
「黒頭巾・・・あなたって、なんて素敵なの・・・。
今まで夏にはいろんな出会いがあったけど、
皆あなたほどじゃなかった・・・
こんなに夢中になれたのは、初めて。
あぁ・・・もう、アタシ我慢ができない!
はしたないってわかってるけど、こんな格好恥ずかしいけど、
止まらないのよ。
早く・早くちょうだい!・・・黒頭巾ーーーッ!!」
・・・ふるまんカフェひさびさの「農カフェ」にようこそ。
なんだか、四流えろ小説のような始まりですが、
・・・きっと誰もだまされてはおりますまい。
「黒頭巾」の正体
・・・それは・・・
以前、ある農業雑誌の懸賞で野菜の種プレゼントがあったので、
いろんな種類にかたっぱしからハガキを出したのだが、
その時当たったのが「エダマメ」。
黒豆種なのだが、その名も「快豆黒頭巾」!
誰がつけたか知らないが、このネーミングセンス!好き。
エダマメも大好物なので、
「これはよいものが当たった」と喜んでいたのだ。
しかし、初心者の自分が育てられるのか・・・?
不安がよぎりながらも、種まきを開始したのが春のことだった。
そして、夏・・・。
さやはたくさんついてるものの、いっこうに膨らむ気配がなく
「こりゃダメだったかな・・・このまま枯れちゃうか・・・?」
と半分あきらめかけていたのだが、あらなんと!
それからまたしばらく経って見に行ったら、
ぷくぷくと実の詰まったエダマメになってるじゃありませんか!
喜び勇んで収穫し、すぐに茹でて食べてみたら・・・
「スゲー!うまーーーい!!」
黒い薄皮のはったそのマメは、香ばしくって・甘くって、
店で買ってくるのとでは段違いに美味しいのである!
もう、一度口に入れたらやめられない止まらない・で、
「おいしいよ!食べてみ!食べてみ!」
と家族の者にすすめはするのだが、
ひとりすごい勢いでばくばく食べてしまった。
気がつくと自分の前だけに恥ずかしいくらい、
カラのさやが山盛りになっていたのだった。
そして数日間、採っては茹で、茹でては食べ・・・と、
この夏限定のシアワセな時間を過ごさせていただいたのだった。
ふるまん「農カフェ」はこれから家庭菜園をはじめようとする奥様を
応援しています・・・といいながら、
育成方法・成長過程記録もすべてすっとばし、
私の、黒頭巾との至福な時間を
えろっぽくご紹介するに留まったこの記事。
本気で家庭菜園の仕方を学ぼうとしていらっしゃった方は
さぞやイラッ!とされるかと思いますので、
ちょいと役立つ知識ものっけておきましょう。
「ふふふふ・・・奥さん、もっとじっくり時間をかけて
俺のを可愛がってくれりゃあ、更に固く、黒光りしたヤツを
あんたに喰らわせてやることができるんだぜ・・・。」
「あッ・・・す・すごい・・・!こんなに固くなっちゃうなんて・・・
こんなこと・・・主人は教えてくれなかったわ・・・素敵・・・!素敵よ!!」
そう!そうなんです!!
エダマメって、ほっておくと硬くて丸い・・・ダイズになるんですよッ!!
ご存じでした?奥様っ!!
(私けっこう最近まで知らなかったんですよ・・・
ダンナも全然畑関係ノータッチだし)
ウチのもほっておいたらちゃんと黒々とした豆になってました!
これ、来年も植えたらまたおいしいエダマメができるのかなぁ~・・・。
「・・・また来年も私を満足させて・・・お願いよ・・・黒頭巾ーーーッ!!」
・・・もういい加減おあとがよろしいようで。
さて、今回のエダマメ収穫の成功は、
初心者の私一人ではとても成し遂げられるものではなかった。
ウチのお隣のご夫婦に畝の作り方から肥料のやり方まで教えていただき、
ちょくちょく様子をみていただいたおかげである。
いつも、いつもお隣のご夫婦にはお世話になりっぱなし。
スミマセン。これからもご指導のほどよろしくお願いします。
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