弾くことも描くことも。
ようこそ、いらっしゃいませ。
お久しぶりでございます。
アナタはお元気にお過ごしでしょうか?
更新が滞りがちなワタクシですが
リアルでは結構充実した毎日を過ごしておりますよ。
さて、今回は私がとても心を揺さぶられた本をご紹介したいと思いまして
更新した次第です。
その本というのがこちら
「老後とピアノ」稲垣えみ子著(kindle価格で¥1485)
この方、私と同世代の方なのですが50歳でピアノを始められたと。
小学生の頃には習ってはいたものの、40年ぶりに始めたそれは
全く自分の意のままにはならないのね。
毎日練習をして、それでも若い頃のように目に見えては上達しない・・・
無理をすれば体を壊し、脳のサビつきも実感する
そんな悪戦苦闘する中で見つけた自分なりのピアノとの向き合い方とは・・・!
これ・・・もう、私読んでて
「そそそそ!こういうことなのよ!」
と、共感しまくりだったんですよ。
この方にとっては「ピアノを弾く」ことで
私にとっては「漫画を描く」ことという違いはあるけど
なんとなく胸に引っ掛かってた「やりたい」ことを
この歳になって「やってみよう」と思い立ったはいいけど
歳をとってから、新しいことをしようとするって
若い頃に始めるのとは違う・・・
指も思うように動かないし
目も老眼で疲れてくるし
脳もなかなか頑なで・・・
血のにじむような努力をすれば、いつかは・・・?でも
この歳になると、そんな無理をしてれば体が不調を訴えるし
時間には限りあるってことも身にせまってくるし
でもでもそもそも、
やりたいことをやるのにイヤイヤな無理くりなことしなきゃダメ!?
子供の頃みたく、厳しく教えられ、自分にも厳しくならなきゃダメ!?
そうしなきゃ、上手になりたい、ちゃんと、きれいに、
人様に見せられるようになりたいだなんて
いうべきじゃないの!?甘えたこと言ってるの!?
じゃあ無理なの!?この歳でうまくなろうなんて無理無理なの~!?
・・・なんて、堂々巡りな悩みが頭の中で渦巻くんですが
このエッセイで何か自分の漠然としていたモヤモヤが言葉になってて
「あ、やっぱ、これでいいのね」
と思え、
背中をポンと軽く叩かれたような
肩の力が抜けたような感じがいたしましたよ。
さて、稲垣さんがどのような境地に至ったかを
ここで言葉にすることはしませんが
若いころに諦めたことを再挑戦したいとお思いの中高年の方々に
オススメしたいエッセイでございます。
・・・ということで久々更新でございました。
お読みくださりありがとう。
それでは、また。
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この稲垣えみ子さん、アフロヘアらしいですが
なんか、アフロ繋がりで久々にダンス☆マンが聴いてみたくなりまして
amazon musicで聴いたそれがまた胸アツだったという話はまた今度・・・。
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