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2019年11月28日 (木)

父と娘と母親と。(10)

いまも「嫌な思い出」となっていることが
ひとつあります。

・・・中学校に入った頃だったか・・・

ある夜、風呂場から父が大きな声で
娘たちに
「おーい!誰か入ってこい!」
「誰か一緒に入れー!」
と、言っているのです。
夕食時に少しお酒も入って
気分が大きくなっていたのかもしれません。
娘たちがつれなくなってきたことに
少しやけっぱちな気分に
なっていたのかもしれません。
父特有のおふざけだったのかもしれません。
とにかくその時は隣の台所に
聞こえるような大声で
「入ってこい、入ってこい」と
しつこく叫んでいるのです。

その時、台所には私と母がおりました。

大声で叫ぶ父の声を私はただ
「うるさいなぁ」と
聞き流していたのですが・・・

そのうち母が苦々しい顔で私に・・・

「アンタちょっと!おとうさんうるさいから
一緒に入ってやんなさいよ!」

と、言い出したのです。


えっ・・・!?

いま思い返しても
母はよくそんなことを
年ごろの娘に言えたなと思います。
確かに幼い頃はよく父と
楽しく風呂に入っていましたが
さすがにこの時期は父との風呂は卒業して
すでに何年か経っていたと思います。
娘たちの「父嫌い・父離れ」の時期。
第二次性徴途上の時期。
母はそれに気づいていなかったのでしょうか?

いえ・・・

母も気づいていないことはなかったでしょう。
けれど多分
父はこれまで母に娘たちのことで
愚痴を言っていたのだと思います。
私たちには直接言わず、
父親を避けるようになった娘たちの態度を
母のしつけが悪いからだと
非難したりしたかもしれません。
子どもが何か気に入らないことをすれば
母を責めるのは
姑(ばぁちゃん)もそうでしたし・・・

だからまた今回も、娘たちが父親を無視すれば
「また私があの人に文句を言われる!」
と、母にとってそれが
なんとも苦痛だったかもしれません。
誰かひとりでも娘が父親の言うことを聞けば
自分にうるさいことを言わないだろうと
思ったのでしょう。
娘の多感な心情・・・
異性の親を遠ざけたい気持ち
体の変化を
興味本位な目で見られたくない気持ちなどには
母として、共感してくれることもなく・・・

そして

私は、母にそう言われてどうしたかといえば・・・
本当に・・・本当に嫌ではありましたが

父の呼ぶ風呂に入ったのでした。


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<近況>
ちょっと縫物をしなきゃならん案件があって
手縫いだと面倒なので
ホントに久しぶりにミシンを出してきたのよ。
子供らの小学校時分までは
色々縫わなきゃいけなかったけど
それ以来・・・?
アラ!20年ぶりくらいになるのかしら?
やだ、アタシ操作を覚えているかしら?
そもそも20年も動かしてないミシンって
動くものかしら?

押し入れから引っ張り出してカバーを開けると
「うぅっ!汚いっ!」
・・・埃だらけでございます。
まずはキレイに拭くところから始めて

・・・いざ・・・!
すると・・・あれっ?意外なことに・・・
191128


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