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2019年7月15日 (月)

軽い言葉の重み(5)

その後、私は多分食事もせず、風呂にも入らずに
子供部屋のベッドにもぐりこんで
泣きながら眠ったのだと思います。
色んな思いがうずまいて
不安に押しつぶされそうになりながら・・・

私の放った言葉が
ばぁちゃんをあんなにも傷つけ
出て行くとまで言っている・・・
本当にばぁちゃんは出て行っちゃうの!?
私はひどい子供なんだろうか!?
おとうさんもおかあさんも
あんなにも怒らせてしまって
私は見捨てられてしまった・・・
私は大人たちに許してもらえない
それほどのことを私はしてしまったんだ
私はこれからこの家でどうなるんだろう
ずっと許されずに
まるでこの家の子供じゃなくて
動物のように扱われるんだろうか
毎日鬼のような顔で私はみられるんだろうか
私はこれからどうなるんだろう・・・


・・・次の朝、目が覚めても
胸はずっと苦しいままで
夕べのことは、夢ではなかったんだと
あらためて思い出し
更に憂鬱になりました。

平日だったので、学校に行かねばならず
支度はしましたが・・・
父はすでに仕事に行ったのか
台所には母だけいた記憶しかありません。
やはり、まだ機嫌の悪そうな様子でした。
多分私は、また母が突然怒鳴るんではないかと
怖くてビクビクしていたと思います。
でも、母は無言でした。

学校に行く前
母に怒ったような調子で言われたことは
一言

「アンタ、言葉には気を付けなさいよ!
特に年寄りは難しいんだから!」

でした。

おかあさんは、まだ私を許してくれてない・・・

学校に行っても
授業中でも休憩時間でも
多分そのことばかり考えていたと思います。
場面緘黙だった私には
学校は居づらい場所でした。
いつも家に早く帰りたいという思いでしたが
この日は家に帰ることも
憂鬱で仕方がありませんでした。
また夕べのように怒られるのだろうか
悪い子だと責められるのだろうか
ばぁちゃんは出て行ってしまったんだろうか・・・

学校が終わり、トボトボと帰りましたが
どうしても怖くて家の中に入れずに
家の前の空き地で時間をつぶしていました。

父と母は仕事に行っているので
家にはばぁちゃんしかいないはずですが
もしかして、もう出て行ってしまったかも・・・
私のせいで・・・
それを確認するのも恐ろしかったのです。

私が空き地でうだうだと過ごしているうちに
姉が先に帰ってきていたのでしょう。
家の中から出てきて
私の方にやってきて言いました。

「ばぁちゃん、出て行かないってよ。
怒ってないからもう家に入んな」

・・・・・・

そのときの私の安堵感・・・!
体に・胸に、ずっしり乗っかっていた重しが
すうっと落ちたような感じ・・・

190715

・・・よかった・・・
ゆるしてもらえたんだ・・・


ホントにこんなに長くなるとは・・・!
あと、ちょっと!お付き合いを・・・!
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