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2019年7月20日 (土)

家の中の大人たち。

あれ!?母も、その出来事は覚えていたのか・・・

意外に思いながら聞いていると

「あの時、ばぁちゃんたら
”子供が自分であんなことを言うはずがない。
アンタが言わせたんだろう”
なんてことを言うもんだから・・・」

えっ?あの程度の言葉が?

「ばぁちゃん、自分が飲みたいなら
自分で行けばいいじゃない」

別に子供が軽く言う程度の言葉だと思うけど
何故、言わせられたと思ったんだろう?
ばぁちゃんにとっては、可愛がってた孫に
突き放されたようにショックな言葉に聞こえて
「言わされたのでなければ、
私に向かってあんなことを言うはずがない」
と思ったのか・・・?
うぅん・・・わからない・・・

けれども、
母による「ばぁちゃん話」を聞いていると
当時の
ウチの大人達の関係が、かなり緊張した状態であったと
私も同居嫁の立場になり、母親になってみて考えると
わかるような気がします。

私が生まれる前は
じぃちゃんばぁちゃんの実家で、
長男夫婦である父と母が(まだ幼い姉を含む)
同居する形だったようで
その頃、結構ばぁちゃん天下で嫁である母が
耐えるといったとこだったのか。
その後、私が生まれて間もなく
父の仕事の転勤で同居は解消。
転勤先の社宅に数年、
私たち家族で住んでいたのですが
じぃちゃんが病気で亡くなり
ひとりになったばぁちゃんを
父が新居を建てて、こちらに呼び寄せ
再び同居が始まったのです。

そういう経緯があることから
ばぁちゃんの立場でちょっと考えてみると
これまで、自分の家で嫁を当然のように
こき使って過ごしてきたが
今度は逆に、自分が居候の立場になる
そのことが、ばぁちゃんにとってプライドが
傷つくようなことだったかも
この嫁は、自分のことを邪魔者だと
思っているのではないかと
普段、口には出さないけれども、
息子夫婦の家で
嫁の世話になることに
卑屈な思いもあったのではないか・・・。

母の立場から、考えると
実家で同居している時の、
姑からのつらい仕打ちは忘れられず
嫁は姑の世話をするのは当たり前ではあるけれど
イヤでしょうがないと思ってもいる。
姑のことは好きにはなれない。大嫌いである。
けれども、再同居する以上
波風をたたせず、穏便に過ごしていきたい。

当時専業主婦が多い中、
母が外に働きに出ていたのも
ばぁちゃんと、なるべく顔を合わせたくない
という思いもあったのではないかと。

そんな風に、
二人とも心の内にはそれぞれ複雑な思いがあったけど
表面上は、
問題ないようにふるまっていたのでしょうね。
(でも、ちょくちょく諍いはあったようです)
それが、私が言った生意気な一言で

ばぁちゃんは
「やっぱり、嫁は本当は私が邪魔者だと思っているんだ!
子供には私の言うことを聞くなと言っているんだ!
普段から私はこの家の邪魔者だと言い聞かせているんだ!」

と、それまでモヤモヤと膨らんでいた気持ちが
パーン!と弾けてしまったんでしょうか。

母は母で、イヤイヤではあるにしろ
波風立てないように、同居生活に気を遣って過ごしている。
こちらのそんな気苦労も知らないで
子供に気に入らないことを言われたことも
なんでもかんでも私のせいにされるのか!

と、カッ!ときてしまったのかもしれません。

母は私を怒鳴りつけながら

”アンタが余計なことを言うから
私がこの人に怒られるんだよ!”
という腹立たしい思いと、ばぁちゃんに向かって
”ホラ!
私はアナタのために自分の子供を叱っているよ!
これで満足なんでしょう!?”
という、見せつけるような気持ちも
あったのではないかと・・・

父は父で
ばぁちゃんと母との板挟みであったのかも。
この土地にまだなじめずに、
卑屈になっているばぁちゃんを
なんとか立てなければならない。
父にしてみれば、
長男として特別自分を可愛がってくれた
母親ですからね。
もし、ばぁちゃんをたしなめるようなことを言えば
「息子は嫁の味方をする!」と
余計に拗れると思ったのかも。
私を叱ることが、一番穏便に済ませられることと
思ったのかも・・・


父母はそのころ、30後半か40くらいの年
ばぁちゃんは60代・・・
というところでしょうかね。

特に母は
まだ手のかかるこども3人を育てながら
姑との同居、まだ慣れない土地での仕事をしながら
家事もこなさなければならない・・・
いつも眉間に皺を寄せた母の顔が浮かびますが
大分ストレスを感じていたのかもと
私も今は推察できますけどね・・・

だから
皆あの頃の大人たちは若かったんだ・・・
仕方のないことだったんだ
昔のことだ、もういいじゃない・・・
いまならわかるよ
私も大人になったんだから・・・

・・・と、最近までの私は思っていたのですが

自分のことを色々考えるようになって
また、今回この「大事件」を言葉にしてみることで
新たに考え出したことがあります。

190718


毎度長々と・・・
それでもお読みくださるアナタにありがとうを。
それでは、また。

よろしければ、どちらでもポッチリと。
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