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2006年2月16日 (木)

誰だ!誰だ!誰だ!(3)

「あんた誰?」「この人誰?」「あんた達、親子?」
・・・私の実家のばあちゃん(御歳95)の話である。

かなり、認知症が進んでおり、
盆・正月に里帰りした私と子供らを見て
いつも上記のセリフである。
「あんた達、親子?」というのはその時期ちょうど一緒になった
妹と私が並んだときに言ったものである。
どっちが親に見えたのだろう・・・?
「私の方が娘だろう・・・。」妹もきっと、
私と同様そう思ったに違いない。
現在はベット生活で、ほわほわとした生き仏様のような
ばあちゃんであるが、私らの幼少時には、
元気でかなり難しい性格の人だったらしく、
まるで昼ドラ並みのどろどろな嫁・姑バトルを繰り広げ、
とばっちりを食う私らをびびらせたものである。

小学校低学年のある日、
私の何気なく言った一言が
ばあちゃんのヘソを思いっきり曲げてしまったことがある。
今考えても子供が言うちょっと小生意気な
たわいない一言に過ぎないと思うのだが、
それが家庭内大事件に発展してしまった。
ばあちゃんは「ふるまんが私にこんなひどい事を言った!
あんたが言わせたのだろう!」
と母に食ってかかったそうである。
身に覚えのないことをまくし立てられ
責められた母の怒りは私に向けられ、
「なんでそんなことをばあちゃんに言うのか!!」と
どやしつけられた。
ばあちゃんは、言うだけ言うと今度はすすり泣きだし
「・・・いいんだよ・・・どうせあたしゃ、この家のジャマ者・・・」と
悲劇のヒロインっぽくなってしまうし・・・。
母は私を叱るだけ叱ると、部屋にこもってしまうわ、
母から事情を聞いた父からも、怒られるわで私も大泣きである。
「私の何気なく言った一言が一家を崩壊させてしまうのか・・・」と、
自分が計らずともそういう事を引き起こしてしまうことが
恐ろしかった記憶がある。
けっこう長いことその体験はトラウマになり
自分のシャイな性格にまで影響してしまったのではと思うのだが、
今となっては「う~ん、そんなこともあったよな。」と
母娘の茶のみ話の語り草の一つである。(つづく)

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